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『出逢い』
わたしの中の時は今も廻っている
生の中に見出した希望は間違いではなかったから
彼はわたしと云う名の時の住人
わたしは彼と云う名の時の旅人
どんなに遠回りをしても、きっと彼はいる
寄る辺無き時代の裾野で出逢った灯火は
わたしの希望を照らす灯
刹那のように駆け抜けたわたしたちの青春は
永遠と云う名の心に刻まれた、時の記憶
ありがとう。
そして、これからもよろしくね
彼にそう云って、わたしは旅立った
きっとまた逢えるわ
神楽囃子の鳴り響く、境内の前で
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