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『生命の伊吹』
飾りはいらぬ世界
人は居ない世界
蛙や蝶は羽ばたき、跳ね
山は潤い 川は凪がれ
動物達は宴を始める世界
千の夜と千の朝を跨ぎ
神々は舞い降りる
高山の隆々たる御姿や
大海の深々たる音からの潮騒は
生命の誕生を、祝う
謡い 踊り
千日の祝宴は、煌々と続く
そこに在る慶び
終焉は、新たな命の誕生を意味していた
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