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奏side
「ハァ、たく何でアイツはあんなに可愛いんだよ」
と学校から帰るとクッションを軽くベッドに投げる俺。
昔からずっと好きなヤツがいる。
隣に住んでいる幼なじみの桜木 繭。
昔は「繭は将来は僕のお嫁さんだ」とか素直に言えたのに
さすがに中学に入ると照れくさくて繭をわざと遠ざけていた。
(ホント、馬鹿だよなぁ俺。)と思いながらご飯を食べる。
弟の夏樹は彼女が出来て毎日のように「兄貴、見てみてっ!俺の彼女メチャクチャ可愛いっしょ」
と毎日のようにデートをしたカフェで、レストランで二人で仲良く撮っている。
「あっそ。良かったね!俺は勉強するから邪魔すんなよ」と夏樹に八つ当たり。
「なんだよ~!兄貴もしかして、まだ繭ちゃんに何も言ってないのぉ」
と可哀想にとブツブツ言ってるが無視。
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