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「がーーーーんっ‼」
亜梨朱は目の前に貼られている『クラス分け発表』の紙を見て、愕然とした。
「全く… 学校側も変な分け方してくれたものよね…」
亜梨沙は頬に手をあて、苦笑している。
「やだやだやだ‼ 亜梨沙ちゃんや拓海と違うクラスなんてっ💦」
どうやら亜梨沙や拓海と別のクラスになってしまったらしい。
「いや、そんなコト言われても💧」
「だってぇ~…💧」
「ほらほら、私や拓海に会いたくなったらウチのクラスに遊びにくればいいでしょ★」
亜梨沙はパチリと片目を閉じ、ウインクをした。
「むぅ~…💧」
「それに拓海とは去年も別のクラスだったじゃない。」
そう、一年生の時は亜梨朱・亜梨沙・拓摩が五組だったのに対して、拓海だけ四組だったのだ。
「今年こそは同じクラスになって、小学校の時みたいに授業中、拓海をこっそり盗み見するつもりだったのに~😣」
「そんなコトしてたんかあんたは💧勉強しろよ勉強。」
「や~だもん🎵恋する乙女にそっちの勉学なんてクソ喰らえ🎵」
「そっちって何だ(笑)そして可愛く言うなっ」
「ん~っ、いーのっ‼細かいコトは気にしな~いのっ★さぁ、はやく教室行こっ🎵」
そう言って亜梨朱は勢いよく駆け出した。
「あっ、待って亜梨朱っ💦」
亜梨沙も亜梨朱の後を追いかける。
「はやくー✨」
「待ってってばぁー💦」
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