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「2-5…ココだっ‼」
亜梨朱は2-5と書かれた標札を見上げ言った。
「2-4はココね…」
亜梨沙は2-4と書かれた標札を見上げ言った。
『やっぱり教室隣じゃんっ‼』
声を揃えて叫ぶ二人に、廊下を歩いていた人達が驚く。
「なぁんだぁ~、クラス違うって言うからおおいに落ち込んだのにぃ~💧」
「まぁ、4・5組だったら隣じゃない方がびっくりよね(笑)」
「あっ、そっか。」
「さてこのクラスには誰が居るのかしらぁ~」
亜梨沙は4組の教室のドア(前)に貼ってある生徒一覧の紙を見た。
「私も見てこよ~っと★」
亜梨朱は5組の教室のドア(前)に貼ってある生徒一覧を見るため走り出した。
「わぁぁ✨ 花奈ちゃんも真李も居る~★あっ、でも拓摩居ないんだぁ💧」
亜梨沙は拓摩こそいないが、予想以上に仲のいい友達ばかり居たので、驚き半面喜んでいる。
「わぁぁ〓 若槻さんや伊東さんが居る~💧そして拓海居ない~💧」
亜梨朱は拓海がいない上、仲の悪い人ばっかり居たので壮大に落ち込んだ。
「亜梨朱 …運悪いね…💧」
亜梨朱の落ち込み様を見た亜梨沙は、5組の教室の所までやってきて、生徒一覧を覗き亜梨朱に同情した。
「亜梨沙ちゃん… やっぱりクラス交換しよっか🎵」
「だから無茶言わないで💦 それに私だってそっちのクラスはイヤよ💧」
「裏切り者…」
「どうしようもないじゃなぃ💦」
亜梨朱のわがままに困り果てた亜梨沙は、調度通り掛かった花奈に助けを求めた。
「花奈ちゃぁん💦おはよぉついでに助けてぇ💦」
「あっ、亜梨沙、亜梨朱おはよ😉 そしてどうしたの?💧」
「亜梨朱が💦」
「花奈ちゃぁん💧私このクラスいやぁぁ💦」
「って言われても💧」
花奈も困り果てた。そこへ…
「おっ、黒崎、黒谷、橋川おはよう。」
「おっ、拓海‼いい所にっ‼」
突如現れた拓海に亜梨沙の顔は明るくなった。
亜梨朱は拓海に泣きつく。
「ふぇぇ~💧 拓海ぃ~💧」
「どっ、どうしたの亜梨朱⁉」
「クラス別れちゃったよぉ~💧」
「そっかぁ…💧」
二人がそんな会話をしている間に、亜梨沙と花奈は教室に逃げ込んだ。
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