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「まぁまぁ、様になってきたじゃねぇか」
政宗は額の汗を拭いつつ、ここに来て一週間以上経った幸村に声をかけた。
朝から晩までみっちりの修業に根をまったくあげなかった幸村はみるみるうちに成長しているのが、手に取るように分かる。
「本当か、政宗!」
「あぁ、まぁお前も一武士。
ただ相手が妖に変わっただけで、刀の型は変わらんからな。
様にならん方がおかしい…」
「これで民を守れるなら本望っ!
政宗、続きをやろうぞっ!!」
やれやれと肩を竦める政宗を尻目に幸村は闘志を燃えさせる。
その様子が可笑しくて、けらけらと政宗は笑い声をあげた。
「な、なにか可笑しいか?」
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