Mail1:引き裂かれた恋

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此処は… 私の端末(携帯)は 誰からもメールがこない。 不思議に思ったのは、いつだろうか…… 『一樹(かずき)くん』 『どうした西島』 『期末どうだった?』 『ぼちぼちかな西島は?』 『私も同じくらい。 一緒の大学に…』 学校の階段で話した。 土曜日… 『綺麗だね』 『国連の確か…』 『サルヴァル船団』 『そう、それ』 『今日は…実は…     お別れにきたの…』 『お別れって…』 『サルヴァル船団に選抜されて火星を通り越して、銀河系の果てまで… もう…、二度と地球に帰れないかもしれない』 笑顔で一樹を抱き締めた。 『好きだったよ、一樹くん 大好きだった。 親愛なる山田一樹に一生の幸福があらんことを…』 誰も居ない空間。 人の香りが全くしない。 私は何処にいるの一樹くん
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