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ー………………っっ!!
「沖田さん!あの……。」
「その声は山崎かぃ?どうしたんでさぁ。」
そう言って、アイマスクを額の位置まで上げる。
「もうすぐ、見回りの時間なので一応声を…。」
「あぁ、もうそんな時間ですかぃ?」
と、沖田は嫌そうに言う。
「土方さんと一緒なら…、」
ー……良かったんですか?
無意識のうちに出そうになった言葉を飲み込む。
「何かいいやしたか?」
「いっいえ、何も…!!」
「怪しい…!!」
「えー…と、」
さっきのつぶやきが聞こえていたらしく、山崎はあわてていた。
「まぁいいでさぁ♪ありがとな、山崎」
やっぱり、沖田さんに言われると嬉しくて涙が出そうになった。
もっと一緒にいたい。
でもそれはわがまま。
山崎は何も出来ないまま立ちすくんでいた。
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