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「山崎、…お前…何か俺に言うことはないかぃ?」
「ッッ……な…んのことですか?」
「…まぁいいでさぁ……。じゃぁ行ってきやす。」
沖田は山崎に微笑んでそのまま見回りに行ってしまった。
一人取り残された山崎は柄にもなく俯いていた。
やっぱり…………
俺の気持ち……気付いたのかな………。
当たり前だよな……。
あんなにわかりやすい態度を取ってたら………。
でも、本当にそうだとしたら……。もう、後には退けなくなる。
そうなる前に……諦めたかった。
気付きたくなかった…。
こんな気持ち………。
それでも、もう少し……
もう少しでいいから、
(俺に夢を見させてください………。)
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