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幸せ
あるとき 一人の少女がいた
痛い と 言っても
止まない 攻撃
辛い と 思っても
止まない 攻撃
少女は 一人で
部屋を抜け出す
階段を 一段 一段
駆け上がって行く
着いた場所は
風通り良い 屋上
「この風に 痛みを預け
痛みを飛ばせたらいいのに」
そして 少女は手に入れた
永遠の幸せ 手に入れた
もう 誰からも 攻撃されない
死 という幸せ 手に入れた
そして その痛みは
彼女の親が受け継いだ
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