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沖田は土方の注意を聞かず、甘味処に向かっていた
すると
「総司~~!」
子犬のような少年が沖田に向かって手を振りながら走って来た
彼は壬生浪士組最年少でもあり副長助勤の藤堂平助である
藤堂「何処行ってたのさ!」
どうやら藤堂は沖田と巡察に行く予定だったらしい
沖田「今から甘味処に行くんです!」
藤堂「巡察は?」
沖田「そんなの知りませんっ!!」
プイッと可愛らしく顔を背けた
この可愛らしい少年が壬生浪士組の一、二を争う剣豪だと誰が予想つくだろう
藤堂「…」
藤堂は慣れているのか溜め息をついた
沖田「ってことで平助も行きましょう!」
ガシッ
藤堂「グエッ!」
沖田は藤堂の襟元を引っ張りながら歩いて行った
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