―第壱章―

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沖田「すみません…何があったのでしょうか?」 沖田はニッコリ笑って尋ねた 聞かれた若い娘は顔を赤くしながら答えた 娘「えっ…///あ、あの少年が浪士に肩をぶつけてしまったらしくて…///」 沖田「そうですか!ありがとうございます!」 娘「いっいえ…////」 娘は恥ずかしくなったのか人混みのなかに消えていった 沖田は藤堂に駆け寄り状況を説明した その時浪士のほうが少年に向かって抜刀した 浪士「小僧っ!いつまでもなめて掛かってると痛い目みるぞ!」 周りの野次馬は悲鳴をあげながら民家に戻っていった すると先程まで少ししか見えなかった少年の姿がはっきりと見えた 漆黒の髪を高い位置で結んでおり、腰のあたりで靡かしている そして前髪で左目を隠していた 顔は中性的でこの世の者とは思えないほど美しかった 沖田と藤堂はあまりの美しいさに目を奪われた _
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