―第壱章―

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その姿は人を斬っているのにまるで龍の様に美しかった 「フッ……」 少年は斬り倒した浪士の屍を見下ろしながら笑った 沖田「…あっあの!」 沖田は思い切って声を掛けた 少年が刀を鞘に戻して振り向く 「なにか?」 沖田「あの…屯所に来て貰えませんか?…」 沖田は少年に凝視されて恥ずかしそうに俯いた 「…僕を過激派攘夷志士だと思ってる?」 沖田「!!」 少年の唐突な質問は沖田は思っていた事を的確に突いた 「…別に…今から向かうところだったから構わない…」 _
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