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「はぁ……」
「奇跡だな」
「わかってるさ」
恵斗は奇跡的に合格し、今は体育館で入学式真っ最中。
「……であり、…………だから……」
「やっぱ校長って話長いよな」
前にいる巧斗がふと振り返り、真顔で恵斗に話し始めた。
「ケイ、もしかしたら校長だから話が長いんじゃなくて、話が長いから校長なんじゃないか?」
「真顔で言うことか……」
同じクラスで五十音順で並んでいるので、二人の間には誰もいないので、普通に会話をすることができていた。
やっと校長の長い話が終わり、各自教室へと戻った。教室では担任と生徒たちの自己紹介がある。
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