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「……余談ですが私はバスケと弓道をやってまして、それで身についたことですが、ルールやマナーを守れないやつは思いっきりぶちます。そこだけはキチンとしたいので」
全力で熱血ぶりを発揮する須藤氏。さっきよりも声が大きくなっている。
「ただそれ以外は親しくしつもらって結構ですので。俺も親しくするんで、フレンドリーにいきましょう!」
ここまで熱血だと引く者も少なくは無かった。その中にはもちろん恵斗と巧斗も含まれており、先生を値踏みしていた。
「熱いな……-60点」
「でもあごひげで+8点」
「48点か……中の下だな」
「ってかあの先生冷や汗かいてないか?」
ひたすら暑苦しい言葉を言い続ける須藤氏には、二人だけでなく、あちらこちらから少し冷めた視線が須藤氏に送られている。
「まぁみんなの視線が痛いのでそろそろやめにしますが……」
どうやら気づいていたようだった。
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