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「荒城って……なぜ?」
「カレーパンといったら荒城しかないだろう」
「いや意味わかんねーし」
「お前には発想力が欠如してるな」
「お前のそれは妄想だ」
恵斗はそれからあらゆる手段を使い巧斗の説得を試みたのだが巧斗は意見を変えようとしなかった。(メロンパンとの交換には少し揺れていたが)
しかし、一番の問題は学校で最も0に近い男とまで称される恵斗の学力だ。
「荒城って……県内六番目位の成績か?」
「いや、だいたい八番目だな」
(……コレを聞いたときの親の顔が見てみたい。)
事実、恵斗の今の学力では不可能に近いだろう。
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