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しかし、バカにされたままで終わる恵斗ではなかった。一応反撃してみる。
「確かに中堅高だけど今から死ぬ気でやればなんと――」
「今から……」
「……ねぇ?」
先生と母親の絶妙なコンビネーションにより間接的に否定された。
(俺ってそんなに信用されてないのか!?)
「……まぁ個人の意思は尊重したいので」
この瞬間、恵斗にはこの教師が神に見――
「せいぜい足掻いて下さい」
――えなかった。
どう見ようとバーコードオヤジだった。
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