第1章

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「ふ~ん……。 まぁ気にしても仕方ないだろ。 世の中には3人そっくりさんがいるらしいからな。」 達也は楽天的な声でそう言ったが顔は笑ってはいなかった。 その顔からは慎重に言葉を選んで喋っている達也の気遣いがうかがえた。 「そうだな…。 気にしても仕方ねぇよな。 さて、信号も変わったし行くか。」 優斗の顔はまだ曇っていたがさっきよりは幾分マシだった。
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