第1章

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「そう……まぁいいわ、授業を始めましょうか!」 先生の号令で授業は始まったがやはり優斗は帰って来なかった。 英語の時間が終わっても帰って来なかったため心配になった達也は 「斎藤、わりぃけど俺ちょっと保健室行くから先生に言っといて。」 そうクラスメイトに頼んで達也は教室を出た。 まず向かったのは屋上だった。 本来は鍵がかかっているのだが以前優斗と2人でヘアピンでこじ開けたのだ。 それ以来優斗と達也は授業をサボるとよく屋上に来ていた。
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