第1章

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「秋雨綾香……」 優斗の口から出た名前は達也の知らない名前だった。 「秋雨綾香…… あぁ、あの転校生か。」 電話の向こうで勇太が声をあげる。 「転校生? どう言うことだ?」 「詳しくは分かんないけど親の都合で3学期からうちに来たんだけど…… なんで知ってるの?」 勇太は少し驚いていた。 「……ちょっとな。 詳しい事は会って話す。 放課後大丈夫か?」 「うん、いつもの場所と時間?」 「あぁ、すまんな。 じゃあ後で……。」 そう言って優斗は携帯を切った。
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