第1章

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「そうなんだ……。 それで朝すれ違った時2人とも気まずそうだったのね…。」 奈緒は朝の景色を思い出す。 「そっか……。 詳しい話は放課後会って話してくれるみたいだけど…秋雨さんって一体……。」 そこまで言って勇太の言葉は遮られた。 「放課後会うの?優斗くんに?」 「そうだけど……。」 勇太は奈緒の気迫に圧倒されていた。 「私も連れていってー! 」 奈緒が騒ぐ。 「ダ、ダメだよ。 優斗くん真剣に悩んでいたみたいだし。 それに僕の一存じゃ決められないよ……。」 勇太は困っていた。
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