第四章

2/3
前へ
/29ページ
次へ
あの、よく分からない緊急会議が終わった後、俺は無事に書類を届け、いつのまにか部屋の前までたどり着いていた。 俺はいつものようにカードを差し込み扉をあける。 そして、いつもならここで、真っ暗な部屋の中から手探りで電気のスイッチを見つけるのだが今日は少し勝手が違った。 「泥棒‥の訳は、ないか」 目の前には見慣れない靴が一足。 部屋の電気もついている。 しかしここで疑問に思って欲しい。 成績優秀者の得点として一人部屋の俺には、同室者も居なければ、合鍵を渡した奴もいない。 では一体誰が、どうやって‥? 俺は得体のしれない事態に、恐る恐る部屋へと足を進めた。  
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2230人が本棚に入れています
本棚に追加