プロローグ

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入れ墨の男は後ろに飛んであっさりとかわしたが、異変に気づき眉間にシワをよせた。 「あの赤子はどうした!?」 「貴様には知ったことか!」 男は叫ぶと同時に一気に間合いを詰め剣をなぎいた。 だが、その場所に入れ墨の男はおらず首筋に冷たい感触があたった。 「あの赤子はどうしたと聞いている」 入れ墨の男は後ろに回り込んでおり手には大鎌が握られていた。 「貴様らには絶対にユウリは渡さん」 「そうか…ならばお前に用はない。死ね。」 言い終わると同時に入れ墨の男は大鎌で男を切り裂き葬った。 「チッ…どこに隠した」 その言葉を言い残し、入れ墨の男は歪んだ空間へと消えて行った。
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