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気持ち
『おっ………そーいっ!!!』
久しぶりに会ったはづきちゃんと話が弾み、気が付いたら夜の19時を回ってしまっていた。
『ごめん!!!本当にごめんっ!!』
玄関先で仁王立ちするのは自慢のツインテールをやめてポニーテールにした妹の春風ぽっぷに両手を合わせて謝罪を入れて
『途中ではづきちゃんに会ってさ…ついつい話し込んじゃって…』
『え…はづきさんにあったの?げんきそうだった?』
中学の中頃からぽっぷは、はづきちゃん達のことを【さん】付けで呼ぶようになった。
『忙しいみたいだけど元気そうだったよ?高校進学おめでとうって言ってたよ。』
はづきちゃんとの話の途中でぽっぷの事を報告したことを思い出しはづきちゃんの言葉を伝えると靴を脱ぎ捨て、
『どうせなら…家に来てもらえば良かったのに…』
残念そうに呟くぽっぷの後からついてリビングに向かい、
『お母さんただいまぁ…遅くなってごめん。』
リビングで洗濯物を畳むお母さんに後ろから声をかけ、ソファーに座る。
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