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「お、おう」
由綺の意外な言葉に徹は驚いた。彼はすぐに音楽プレイヤーを由綺に手渡すと聞いた。
「それ…どうするんだ?」
不思議そうに聞く徹に由綺は優しく微笑んだ。
「これを……持ち主さんに返すよ。…多分、探してると思うから……」
由綺の言葉から強い意志を感じた徹は「俺も協力する」と言った。
「ありがとう……徹くん…」
少し気が楽になった由綺はベッドから起き上がった。それから少し休んだ2人は教室に戻っていった。
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