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独身の私が言うのも可笑しな事ですが、世の大抵の夫婦は結婚して十年も経つと男と女を忘れている。どういう事かというと、例えば、街を二人で歩いていても、「やめてよお父さん!」 「いいじゃないかお母さん!」
お父さんと結婚したつもりはないし、お母さんを貰ったつもりもない。気が付くと男と女ではなく、お父さんとお母さんになっているんです。そして、たまにありがちなのが、寝ているお父さんの顔の上をお母さんがまたいで通る…まにまたがれたりすると、結構興奮したりするんでしょうが(笑)、しょっちゅうヤられると頭に来るだけ(笑)
だからたまには男と女に戻って、子供を預けてレストランに行くとか、映画に行くとか、楽しみ方はあるんです。実は私の知り合いに、いるんです、実行にうつした人が(笑)
「よし、わかった、それなら俺にも出来る」
そして、二人でレストランへ行き、向かい合って席につく…
話題がない…
かと言って見つめ合うでもない
そのうち口をついて出た言葉が
「今度のPTAいつだったかなあ?」
やっぱり子供以外では会話がもたない(笑)
悲しいことだと思いました。
もっと男と女に戻らないと。
我々よりも上の世代になると、話に詰まった時の話題が2つあります。1つは …いい医者を知っている。 もうひとつは…いい薬を知っている。
この2つを知っている人が1番偉いらしいです。
それよりも上の世代になると、いつも出てくる言葉が「あ~あの頃は良かったあ」それも投げやりな感じで(笑)
これが出てくるとあぶないらしいです(笑)
でも、あの頃はいいんです、いいことも悪いことも沢山ありましたけど、時間が経つにつれて悪いことは忘れていって、いいことだけが美化されてゆく、
「あの頃はいつも輝いていて美しかった」
きっと素敵なあの頃を過ごしてきた人だけが、素敵なこの頃過ごせるんでしょうか?…
いや、素敵なあの頃を過ごせなかった人でも、きっと素敵なこの頃を過ごせるチャンスはあるのだと思います。そう、もう一度、男と女に戻って……
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