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「登校を速くしたくて創ったのだー。」
「理由ショボい!!!そんな理由で死にかけたの俺!!?」
「なんとー!!!最高で秒速365mを走るのさー!!!」
「音速!!!?」
「さらに蓄積させた電気により漕がなくてもOKな上、とりつけた翼による空中飛行も可能なのだー!!!」
「それもう自転車じゃなくねぇ!!?」
自慢げに語る少女だが、正直苦笑いしか浮かんで来なかった。
黙っていればかわいいんだろうが……目の前の少女は間違いなく変人だ。
俺のツラ見てもちょっとしかビビんねぇ事からもそういえる。
………何故だろう?判断基準が虚しい…
「うわ、もうこんな時間だぞー!!?速く学校行かないと入学初日から遅刻になるさー!!!」
遅刻?
時計を見てみる。
俺、顔面蒼白。
俺、猛ダッシュ。
「ああああああああ!!!!!」
マズイマズイマズイマズイぃぃぃぃ!!!!!!
流石に入学初日から遅刻はヤベェ!!!
この初日から遅刻でこのツラが合わさったら完全に不良扱いになる!!
それだけは回避せねばっ!!!
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