~逃走0~ プロローグ

4/7

120人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
――3年前―― 俺はこの悪人面のせいで、よく喧嘩に巻き込まれた。 そしてそれは、中学の入学式であるこの日も例外でなかったようで―― 「まてやコラぁぁぁ!!!!!」 「断るぅぅぅぅ!!!!」 なんか超追われてた。 言っとくけど俺は顔がアレなだけで喧嘩とかは全然弱い。 アイアム、ア、モヤシボーイ。 (…教室が分からなくて聞いただけなのに……何故こうなった!!!?) 我ながら不幸である。 「まてっつってんだろ!!!!お前のそのツラ!!!間違いなく、この中学を統治しに来たな!!?目障りになる前に潰してやる!!!」 「違うからぁぁぁぁ!!!? 俺はただの悪人面な一般ピーポーだから!!!! そんな怖い事やらかさないから!!!」 「やかましい!!!お前はここで、この街のボスであるこの俺!!“内蔵潰しの田中”が潰してやる!!!」 「なんか予想以上に凄い人に狙われてた!!!? 異名が目茶苦茶強そう!!!けど名前は一般ピーポォォォ!!!!」 田中って!!! 「んだとテメェ!!!!人が気にしてる事をぉぉぉぉ!!!!!!」 「気にしてたんですねぇぇぇ!!!!!!」 ごめんなさい。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加