120人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
――3年前――
俺はこの悪人面のせいで、よく喧嘩に巻き込まれた。
そしてそれは、中学の入学式であるこの日も例外でなかったようで――
「まてやコラぁぁぁ!!!!!」
「断るぅぅぅぅ!!!!」
なんか超追われてた。
言っとくけど俺は顔がアレなだけで喧嘩とかは全然弱い。
アイアム、ア、モヤシボーイ。
(…教室が分からなくて聞いただけなのに……何故こうなった!!!?)
我ながら不幸である。
「まてっつってんだろ!!!!お前のそのツラ!!!間違いなく、この中学を統治しに来たな!!?目障りになる前に潰してやる!!!」
「違うからぁぁぁぁ!!!?
俺はただの悪人面な一般ピーポーだから!!!!
そんな怖い事やらかさないから!!!」
「やかましい!!!お前はここで、この街のボスであるこの俺!!“内蔵潰しの田中”が潰してやる!!!」
「なんか予想以上に凄い人に狙われてた!!!?
異名が目茶苦茶強そう!!!けど名前は一般ピーポォォォ!!!!」
田中って!!!
「んだとテメェ!!!!人が気にしてる事をぉぉぉぉ!!!!!!」
「気にしてたんですねぇぇぇ!!!!!!」
ごめんなさい。
最初のコメントを投稿しよう!