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「そう言えば、奈美のその神具エクスカリバーって、天照さん見たいに出したり出来るのか?」
「ううん。まだ分からない。
実感ないし、どうしたら天照さん見たいに出せるのか解らないよ。」
右手を見つめて奈美は答えた再び、
「ってか、無理でしょ?
アタシは普通の高校生だよ?
仮にエクスカリバーを持ってたって戦えないよ。」
「うん、そうだよな。
昨日までそんな事したこと無い奴がいきなり剣なんて持ったって使える訳無いよな。」
奈美の話しを聞きながら頷き聡は答える。
「それにアーサー王は男だし、奈美が生まれ変わりってのも納得出来ないんだよなぁ~。」
「男?あ~、王様だから男の人かぁ~。
そうだよね、聡がそうならまだ理解出来るけど。」
奈美がそこまで言うと聡は何かを思い出した様に両手で膝を叩いて立ち上がった。
「あっ、飯だってさ。
その事は後で天照さんに聞くとして、腹も減ったし飯にしよう。」
この提案に奈美もお腹が空いている事に気付く。
「うん、そうだね。
お腹空いたよ、ご飯にしよ。」
二人は部屋を出て食事を用意してる体育館へ向かう。
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