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「おいおい!なんなか気分悪りぃ~な!
俺達の言葉分かるなら、それで頼むぜ、気味が悪りぃや。」
ダグラスは村の者達に向かって言った。
ダグラスの言葉を聞いた一人がそれに気づき振り向く。
「すみません、こちらの者達はあまり良くそちらの言葉を理解出来ないものですから。」
ダグラスに頭を下げる。
「そうかい、なら仕方ない。
悪かったよ。」
ダグラスの言葉に再び三人は話し出した。
「チッ、面倒くせぇ!」
「まぁ、まぁ、悪い人間達でもなさそうだし、
助けてもらえるならそれに越した事はないじゃろ。」
そう言って天野はダグラスをなだめた。
しばらくすると三人は話し合うのを止めて、こちらを向いた。
「では、我々が何か役に立てる事が有ったら村を訪ねて下さい、
薬も医者もありませんが、住む所と食事は不自由させませんので。」
「御好意感心します。」
天野は三人に向かって頭を下げた。
三人は村のある場所を教えて林の中へ姿を消した。
「なんか気味が悪りぃ~ぜ、こんな状況なのに冷静でいやがる。
どっちにしても、救助が来れば世話にはならないがな。」
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