シャープペン

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《まゆか、悠一郎…まぁた、夫婦喧嘩か?》 そこに、同じクラスの銀太がニヤニヤしながらチャチャを入れてきた。 《そうなんだよ~!まゆかったら、旦那に冷たくてさぁ(泣)》 腕を目にあて泣きマネをする悠一郎をよしよしと頭を撫でる銀太。 《もう悠一郎ったらv誰が誰の旦那だって?》 ―スッパ~ン!!― 笑顔教科書を丸めて二人まとめて頭を叩くといい音が響き渡る。 笑いの渦がまく教室。 普通なら、これだけ男子と仲が良かったら変な噂の一つでも立つ所だけど、全くなった。
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