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「にしてもびっくりしたよ。急に俺の名前がきこえてくんだもん。しかも雅くんの声で。」 竜郎がニコニコしながら話しかけてくる。 今の話からすると、祐輔が言ったことは聞こえてなかったんだな!! よかったー…… 「雅くん?どーした?何か顔あけーよ?熱でもあるんか?」 竜郎の手が額に伸びてくる。 うわっ!!顔もちけぇ!! ますます顔に血が上ってきた!! ごまかせ俺!! 「熱なんかねーよ!!ほら…あれだよ…学校遅刻すると思って走ってたから赤いんだよ!!」 我ながらいい言い訳だ!!! よくやった俺!!  
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