第一章 暇な時間

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「行ってらっしゃーい」 旦那と 息子を見送り 素早く家事を すませ テレビにかじりつく お決まりは いつもの 韓ドラ どうして こうも 毎回 私を泣かせるの ティッシュ 片手に 呟く あっ そうだ 今日は 親友と ランチの約束だった 心で 叫んだ どうしよう 何を着て行こう 駅の向こうに出来た 新しい イタリアン〓の お店に 行くことに成っていた 私は 念入りに化粧をして 「ちょっと濃すぎたかな✨」 買ったばかりの 新しい 流行りの ワンピースに 身をつつみ 心も踊っていた たかが 親友とランチなのに 主婦には 何気ない事が 嬉しくて 急いで 鍵を閉め 出掛けた。
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