幼なじみ

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俺が美世の浮気を知ったのは1ヶ月前。 デートでカフェを訪れていた時だった。 「ゴメン、ちょっとお手洗い行ってくるね」 そう言って美世は席を立った。 携帯を机の上に置いたまま―・・・ 美世が席を立って間もなく、携帯電話の着信音が鳴り響いた。 美世の携帯だ。 他人のプライバシーに関心がない俺は、その着信を特に気にすることなく無視していた。 が・・・ その着信はメールではなく電話で、しかもなかなか鳴り止まなかったため、他の客から「うるさい」と言わんばかりに睨まれた。 俺は仕方なくディスプレイを開いて相手を確認した。 【藤森 涼介】 美世の元カレで俺たちの1つ上の藤森先輩の名前が表示されていた。 「何で藤森先輩?」 俺は不思議に思った。
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