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「自慢っつーか、ホントのことじゃん?」
翔平は携帯電話をいじりながら、またまたサラッと放った。
「もう知らん!!翔平のばっきゃろぉ~!!(泣)りーつぅ~!!」
裕也は俺に抱きつく。
「悪いけど俺、そーゆぅ趣味ないから」
俺もサラッと言い放つ。
「このぉ~!!お前だけは俺の見方をしてくれると思ったのにぃ!!」
今度は俺の襟元を掴んで左右に振り出した。
あぁ~・・・コイツ誘ったのは間違いだったかも?
俺がそんなことを思っていると―・・・
「あれっ?」
突然翔平が言葉を発した。
「どした?」
俺は裕也の頭を仕返しといわんばかりにど突きながら聞いた。
「あれってさ、お前の彼女じゃねぇ?」
翔平は十数メートル先にあるカフェを指差した。
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