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「嫌だよ。てかさ…簡単に諦められるような気持ちなら苦労してないし」
アタシは机の上にあったポッキーをかじった。
歩弥はその姿を横目で見ながら笑った。
「まっ、そーだね。アンタらしいよ…」
頑張りな、歩弥は最後にそう付け加えた。
アタシはもう一度葎を見た。
恋人になりたい、とは言わない。
出来るならもう一度……昔みたいに話したりしたいな。
無理だろうけど…
だって何年も話してマトモにいない。
馬鹿みたい……
アタシ……
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