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私がいつもの部屋…ー玉座の部屋についたとき、民衆の代表者、赤の剣士メイコが来ていた。
私が玉座に座ると跪いた。
「今日は面会を受けて頂きありがとうございます。事前に予約をとらなかったことを申し訳なく思います。」
「で、何の用?」
ドア付近にいるレンにチラッと目を向けてからメイコを見た。
相変わらず代わり映えのしない女ね。
「お願いが…」
「税率ならさげないわ。今のままで結構」
私はメイコの言葉を遮り即答で答えた。
メイコはそれを驚いてたけど。
「ですが、これでは皆飢餓してしまいます!」
私はイラッとしため息をついた。
「相変わらずしつこいね、お姉様」
お姉様は一瞬驚いてたけど話を理解するとそうか、とつぶやいた
「…そうかお前が王女なのだな。でも何故、お前が…?」
「それは貴様が拒否したからだ、赤の娘」
灰色の外套を羽織ったレンがお姉様のとこまで歩き、睨み付けた。
「私にはやらなければならないことがあった…」
「自分の夢のために家も親も姉弟(ボクたち)も全てから逃げ出したお前が仕方なかった?」
「…私は最高の剣士に、皆を護れる剣士に…ならないといけなかった。この国のために」
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