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「お母様!もうお勉強終わったし、剣術の授業も終わったのでなんかお話して下さい」
赤い眼の少女ークイナは座って、読書をしてた母に問いかけた。
「わかったわ。なら昔のお話をしましょう。お母様が黄ノ国の最高の剣士と謳われてた頃の話を」
「はい!」
クイナは元気よく返事すると、聞く体制にはいった。
「これは黄ノ国が悪逆非道の王国と呼ばれ、黄ノ国の頂点が王女だったころのお話…むかしむかしあるところに…ー」
むかしむかしあるところに悪逆非道の王国の頂点に君臨するは齢14の王女様…ー
「あー、暇ね…」
玉座に座ってるのは、黄の髪をした少女…ーリン。
リンは三年前、自分の母が召使を庇って死んだためリンが頂点に君臨することになった。
リンはそのとき凄く悲しんだが、今の自分の地位に満足してるので特にもうなんとも思わなくなった。
リンは辺りのものを見渡した。
そうあたりのものは絢爛豪華なものばかり。
「がくぽ!」
「はい、お呼びでしょうか?」
がくぽと呼ばれた紫の大臣ー、神威がくぽはリンの前に跪いた。
「召使を呼びなさい。レンを」
「かしこまりました」
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