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大臣はレンを呼びに玉座の間から消えていった。
「お呼びでしょうか?」
二分ぐらいすると大臣のかわりに召使が来、王女の前に跪いた。
「暇なのよ、何かしなさい。」
「…いきなり言われましても…」
困った顔をし頬を軽く掻いた。
「…レン。二人のときは敬語なしって言ったよね?」
拗ねた顔でリンは玉座から降りてきてレンの隣に来た。
「そうだね、僕たちは姉弟だし。」
「それでいいのよ!」
「で、何の用?」
「暇なの、つまらないの」
またか、と軽くため息をつくとわかった、と発した。
「なに?何かしてくれるの?」
「ジョセフィーヌのとこ行こう」
レンはリンの手を引き歩き出した。
「ならさっさと行こっ!」
私は逆にレンの手を引きジョセフィーヌのとこまで走った
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