Evil of daughter 壱

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ジョセフィーヌをレンが庭まで連れてくると私はすぐジョセフィーヌを撫でた。 「じゃあ乗って。あ、自分で乗れるよね?」 「当たり前!私のジョセフィーヌだもの。」 ひょいと軽々ジョセフィーヌに乗る。 ドレスが汚れたけど気にしない。 だって汚れたならまた買えばいいんだもの。 レンがずっと私を見てたけどそれも気にしない。 「じゃあしばらく走ってくるね」 「行ってらっしゃい」 レンに見送られ私はジョセフィーヌに鞭をうち、ジョセフィーヌは走り出す。 しばらく走ってるとつまらなくなってきた。 ジョセフィーヌと風にあたるのは楽しいけど 「風にあたるだけじゃつまらないわよね…」 風にあたりながらレンをチラッとみるとレンは空を見ていたので今なら何かをして、レンを驚かしてやろう、と思い付いた 。 「…そうだ、ジョセフィーヌに乗ったままレンに突進してやればいいんだ!」 そしてジョセフィーヌに鞭を打ち、レンに向かうように紐を引っ張ったりした。 「きゃあああ!!!」 私は叫ぶ ジョセフィーヌが暴走したように見せかけるために だってそうじゃないと、面白くないでしょ? 「リン!?」 「レンどいてぇぇ!!」 ジョセフィーヌには悪いけどレンに突進してもらう。 そうじゃないと面白くないし、楽しめないしね。 「ええええっ!?」 するとレンは逃げ出した もちろん全力疾走で。 全力疾走なレンは初めて見たけど凄く速い。 流石私の召使だと思う 私は楽しいのでつい笑ってしまった。 だからレンに気付かれた ジョセフィーヌの暴走は嘘だと。 「リン!楽しんでるだろ!」 レンの体力が無くなってきたところで私はジョセフィーヌをとめる。 「あははっ!楽しかった!」 ジョセフィーヌから降りて、うつ伏せで倒れて、息切れしているレンの横にいき笑いながら微笑した。
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