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「これが私の治める国なのね」
私は自分の王宮の庭からみえる街を見渡した
「そうだよ。この国の全てが全て君のものだ」
「レン…。私がどうなってもついてきてくれる?」
私はレンに真剣に問いかけ、レンをじっと見た。
レンも私がなに考えてるのか気付いたと思う。
でもレンだからそれを聞かず、静かに゙この命は王女様のもの。いつでもお護りします。゙と答え、跪いた。
「リン王女!」
するとがくぽが走って来た。私の遊び時間を壊すなんて大臣は給金を大幅に下げよう、と心の中で決めた。
「なに?」
「民衆たちが王女に面会を求めています」
私は即答で、大臣を睨み付けた。
私は今機嫌が悪いことを知らせるために
「追い返しなさい」
「それがなかなか帰らないのです。それに…ー」
私は大臣の言葉に反応した。
「それに、なに?」
「赤の剣士のMEIKOが来ています…」
メイコという言葉を聞いただけで私は楽しくなってきた。
「わかった。いつもの部屋に通しておきなさい。ただし、代表者だけね。行くわよ、レン」
「は、はい」
今まで蚊帳の外だったレンに声をかけると驚いた声をして私の数歩後をついてきた。
私とレンがゆっくり部屋に向かってると大臣が急いで走って行った。
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