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――――それから三日たったある日の事。ヴァルアの家に二人の訪問者がやって来た。
片方は人に化けた初対面の魔族、片方は行方不明になっていた十二聖護士。
二人の訪問に、ヴァルアは驚きながらも話しを聞いて、少し残念そうな笑みを浮かべる。あともう少し早く来たなら。自分がもう少し、彼女をひき止める事が出来たなら。
「……行き先は解りませんが……とにかく、御二人が行動しやすいように、私から上に伝えて起きます。
……それくらいしか、出来ませんけど」
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