終章

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「本当に、後悔はしないのかい?」 「多分、する。」  柔らかな日溜まりに包まれた病室で、樋山 真愛娘(まなこ)は大きなお腹を撫でながら、微笑みを浮かべた。 「簡単には割り切れないもの。きっと、きっと私はこの子に酷い事とか、すると思う。だって私は、酷い奴だから。」  押し黙る母を見て、真愛娘は微笑む。 「でも、この子には罪は無い。せっかく命を授かったのに、意味も解らないまま死んじゃうなんて……そんなのは、あり得ないじゃない?  私の自堕落な生活にも負けず、こんなにも大きくなったわけだし……ね?強いタフな子よこの子。」  母は苦笑しながら、そうだねぇ、と呟く。
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