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「ふぅん。よく髪型ホイホイ変えるキャンと違って?」
「……」
微妙な表情をしながら、キャンスァルが腕を組む。
「いやな、オレはあれだよ。毎回毎回思いはこめてんだよ、けどな?」
ジェミニアは軽くほほえんだまま紅茶を口に運ぶ。
笑みを浮かべたままクッキーに手を伸ばし、語るキャンスァルを眺めていた。
「……聞けよ。オレが馬鹿みてぇじゃん」
「えっ」
「えっ?」
「違うの?」
「あのなぁ……いや、まぁ否定出来ねぇかもしんねぇけどよ、もう少し……」
「よし、話し戻そっか」
ニヤニヤと悪戯に笑うジェミニアを見ながら、キャンスァルはそうだな、とひきつった笑みを浮かべた。
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