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「よう」
「オウ」
しばらくして、二人は宿で合流していた。
「ジェミニアって十二聖護士も、捜索するとよ。ちと厄介な流れになっちまった。十一区に行くみてぇだな」
ほぉ、と音兎はタバコをくわえる。
「アクルの奴は、五区に向かったらしい。クク、ウチの情報屋は中々優秀だぜぇ……」
マジか!とキャンスァルは笑う。
「んじゃあ、善は急げだな!」
キャンスァルは笑いながら走り出す。
「やれやれ……ちったぁ落ち着けっつーの」
ぼやきながら、音兎は空を見上げた。綺麗な夕日だぜ。
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