第二章 離れゆく心

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朝は途中まで出勤 慶太は華を仕事場まで送り届けると 軽く 唇にチュッと触れ合うくらいのキスし頭を撫でられると手を振って学校へと行ってしまった 華「もう…人前でこんなこと!」 そんなこと言いながらも嬉しくてたまらない 慶太が自分を愛おしそうに見つめる瞳も 優しく抱きしめてくれる手も 大事な物を扱うように優しく触れる唇も むきになって嫉妬する姿も 純粋で全て好き 「お熱いこと!」 振り返り華に話かけたのは浅見マヤ 華「あっ…おはようございます」 気まずそうに お辞儀する華に鼻でフンと笑うと事務所へと入って行った 華「ふぅ…」 どうも浅見さんは苦手だ 挨拶なんて してもらったことない 華も事務所へ入り 休憩室のロッカーへ荷物を入れると 慎司と遭遇した
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