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次の日肩の重さは無くなっていた。
その夜、また塾へ向かった。
あの道を通りたくないが通らないと塾へは行けない。
立ち扱ぎをして、一気にその場所を通り過ぎた。
塾に着きいつもの席へ座る。
ペンを机の上に置くと、なぜか転がり、落ちる。
何度も何度も繰返す。
仕舞いには、ペンケースが落ちた。
霊の仕業だろうか。
いや、違う。そう思いたい。
霊なんていない!!
怖かった。また肩が重くなる。
もうヤダ。
未だに肩は少し重い。
塾に行くとき恐怖を抱えてあの道を通っている。
あの道は、呪われている。
完
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