序章 The start of end

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ある村の広場に青年は立っていた。 青年の名はリュウ。 村の名はソボク村。 素朴な街並。 素朴な木々。 素朴な雰囲気。 だが、この村の外には無数の魔物が巣くっている。 この村には「成人の儀」という儀式がある。 内容は 18歳を迎えた青年はみな村の外に出て、魔物を狩るというもの。 今回は四人の青年がこの儀をうける。 リュウ、そして幼なじみのスイは広場に赴き、儀式の開始を待った。 ~2時間後~ 「それでは成人の儀を始める!」 長老の一声。 「四人の青年たちよ題目を確認に参れ!!」 リュウたちは自分の名前が書いてある紙を取り、題目を確認する。 「俺は…ミニドランだ。」 ミニドランとはドラゴンの子供である。 火も吐かず、牙もないため、狩りやすい魔物だ。 「ラッキーだな。リュウ。俺なんてリーパーだぞ。」 リーパーとは森に住む虫型の魔物。 相手を溶かす粘液を吐いてくる。 装備のない農夫が森に入り、リーパーに殺される事件は稀ではない。 リュウたちは長老から剣を貰い、狩りにでる。 「さぁ行こうぜ!!」 門をでて、外の世界へと踏み出す。 ついに物語は序章を迎えた。
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