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「こっこれ!銃ですか!?の前に、みなさんは誰ですか?」
俺は、目の前にいたメガネを掛け、黒いロングコートを着ていた青年に尋ねた。
「あぁ、自己紹介がまだやったなぁ。俺は鳴神 鎮鬼(なるかみ まさき)っちゅう者や!」
「鳴神さんですか……」
「私は、倭姫 純(やまとひめ すなお)です」
「僕は……魑 鱗(すだま りん)」
「俺は……」
「あっえぇよ。知っとるから」
俺の自己紹介を聞かずに、鳴神さんはさえぎった。
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