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男子生徒がいた。
「……悠介……。」
松宮は静かにその男子生徒の名前を呼ぶ。
「あ、あいつは…
隣のクラスの田中悠介…」
たしかコイツ…
前に松宮と付き合ってたよな…
「何で携帯盗んだの?」
「ごめん朱美…
俺、まだお前の事
忘れられなくて…」
「なんで盗むのよ?
つか、なんで暗号なのよ?」
「それは…えっと
特に意味はないんだけど…」
「さぁ、みんな、
これは2人の問題みたいだから
教室に戻ろ。
もう一限目始まるし。」
みんなぞろぞろと
教室に帰って行く。
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